薄毛の悩みはいつの時代もシビアです。近頃では、男性のみならず、女性の薄毛問題もクローズアップされてきており、育毛剤市場は年々拡大する一方です。しかしながら、薄毛問題を根本的に解決するような育毛剤は未だ登場していない現状。一体何が効くのか?どうすればいいのか?ちょっと考察してみましょう。

いま一番注目の育毛剤とは?

様々な育毛成分があげられる中、現在の研究で薄毛に最もよく効くとされるのがミノキシジル。こちらをふんだんに使えば問題解決…!と言いたいところですが、効果には個人差があり、さらに効き目があるにしても劇的とまでは言えないようです。しかしながら、医学界の見解はこれが限界だろうとしています。なぜならば、薬効成分で強め新陳代謝をこれ以上推進すると癌の増殖にもつながりかねない、という懸念があるからです。
現在の薄毛対策のトレンドは「育毛剤」だけはなく、マッサージや食事を組み合わせる方法です。頭皮をいたわり育毛を促すシャンプーの仕方をマスターし、抜け毛も減らしながら頭皮環境を改善。そして、髪を作るタンパク質・アミノ酸の豊富な「亜鉛」を含む食品を摂り、改善をはかるというものです。脂っこいもの、糖分、刺激物、塩分、アルコール、カフェインの摂り過ぎを避け、バランスのよい食生活を心がけるのも立派な「薬」のようです。

女性の育毛、薄毛の悩み…男性との違いは?

昨今、男性のみならず年配の女性の間でも薄毛の悩みが急浮上していっます。それに呼応して、女性用育毛剤も次々登場しています。価格帯も成分も様々な女性用育毛剤。男性用との大きな違いは「ホルモンバランスの乱れを改善する」ことを標榜する商品が目立つという点です。大豆由来のイソフラボンなど、女性ホルモンを補うようなイメージの育毛剤が人気を集めているようです。女性ホルモンの分泌量が急激に低下する「40歳以降・更年期」は、男性ホルモンの影響が出てくる時期ですので、これは理にかなったことと言えるでしょう。
また、女性の育毛剤の特徴は、男性のそれと違い、「生える」ことを目指すのではなく、細くなった毛が再びしっかりした毛になることや「ハリ・コシの復活」を目標としている点です。ユーザーが効果を実感する指標としても「ハリ・コシ」をあげています。

海外事情と今後の予測

薄毛は世界共通の悩みですので、あらゆる国々で研究が行われ様々な育毛剤が商品化されています。よく効くと評価される有効成分「フィナステリド」が含まれたものは、海外において人気が高いのですが、日本においては厚生労働省に認可されていないため国内での入手はできません。個人輸入で購入する方法はありますが、医薬品であるため副作用を熟知した上で使用しなければなりませんし、個人輸入には偽物が混入することも起きますので注意が必要です。また、薬に関するマニュアルが全て英文ほか原語だったりもしますので、知識と責任を持ってとり行う必要があります。
今後も日本国内での育毛剤開発は進みますが、海外とのバリエーション格差、商品化のスピードは埋まらないでしょう。それは日本が薬に関して安全を優先するからであり、それは誇るべきことです。日本においては、育毛剤だけでなく生活全般で薄毛対策を行うのが最善なのではないでしょうか。